ヒトが運動をするとき、体から伝わってくる感覚情報を頼りに自身の体を制御（コントロール）します。株式会社ニューマスではこのような運動に関与する感覚を「運動感覚」と名付け、感覚を通じて自身の体や運動と向き合うことをコンセプトに製品を開発・提供します。

Qualiforce_®は、マシン動作の自由度の高さと体幹に負荷が効果的に伝わるための工夫を凝らしている点が大きな特徴となります。高い自由度があることで実際の運動と似たパターンでトレーニングでき、より体幹を意識できるようにすることで体幹を中心とした協調パターンや力発揮をトレーニングすることができます。

しなやかな体の動きや躍動感のある動きの共通した特徴として、スムーズで効率の良い加速・減速が挙げられます。特に、高い加速を生み出すにはジャンプ動作を行うときのように動作の初期に爆発的な力発揮が必要となります。
Qualiforce_®では、ウエイトスタック負荷を抵抗として用いるだけでなく、伸張反射といった筋肉が伸び縮みする特性を最大化するのに活かしたり、ウエイトスタックの上下動に合わせて爆発的な力発揮のタイミングを学習するのに用いることで、無駄な力を出し続けることなく高い加速を生み出す感覚を養うことができます。不要な力発揮が持続しないことで効果的に減速し、オン／オフのメリハリのある動作をトレーニングすることができます。

この力発揮の質を高めるための重要なポイントとして、体幹を中心とした力発揮が行われること、そして体幹や下肢で安定した姿勢が作れること（姿勢調節）があります。Qualiforce®は特許としても出願している様々な機構やマシンの形状、バランスを工夫することで体幹に負荷を効果的に伝えられるようにしています。それによって体幹筋群の強化だけでなく、体幹が先行して大きなエネルギーを発揮し、そのエネルギーが腕や脚をしならせて手や足といった末端部を加速させる協調パターンやそのために必要な安定した姿勢や体のポジションといった姿勢調節に必要な感覚を養うことができます。